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「救命の最前線に立つ救急隊員の方々に恩返しがしたい」と、姫路市消防局の救急車に搬送された市民が、その“お礼”として約1000万円相当の救急・救助用機材を同消防局に寄贈した。「この思いを大切にし、今後も市民の安全安心のために尽くしたい」と同消防局は、救護用のエアテントや救命器具など納品された機材を公開した。

 寄贈したのは、姫路市在住の匿名の個人。市消防局によると、病気で救急車を呼んだ際、隊員の親切でていねいな処置に感銘を受けたとして、今年3月ごろ、「救急救命活動に役立ててほしい」と寄贈の申し出があった。個人の寄贈としては前例のない額だという。

 寄贈された機材は、災害時の仮設救護所や指揮所などに活用されるエアテント(約350万円)2張り▽自動体外式除細動器(AED)2台▽一般向けAED講習に使われるトレーナー10台▽心臓マッサージや自発呼吸などを練習できる救助訓練用人形1体-の計1000万円相当。

 市消防局の中川勝正消防課長は「隊員は任務として当然の行動を取ったまでだが、現場には何よりの励み。今後もその志を無駄にしないよう頑張りたい」と、思わぬ善意に感激していた。

最終更新:7月17日11時58分
yahooニュースより引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000013-san-l28 

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